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    [イタリア情報]
    イタリアの交通機関の乗り方


    〜電車・バス・トラム・長距離列車〜


    イタリア風景、イタリア公共交通機関、トラム、路面電車

    イタリア留学中、使いこなせると便利なのが公共交通機関。
    学校に通う交通手段として、お出かけの移動手段として。
    様々な乗り物を乗りこなせれば、行動範囲も広がり、留学生活がより楽しいものになるでしょう。
    それではイタリアには、どういった公共交通機関があるのでしょうか?また乗り方は?
    このページで、詳しく解説していきます。


    1.イタリアの交通事情

    イタリアの交通事情概要

    イタリア風景、イタリア公共交通機関、バス

    イタリアの交通事情ですが、一般的に、ほとんどのイタリア人は自家用車を所有しており、車で移動します。車を所有していないのは20%となっています。しかし、留学生が車を所有する、というのは現実的ではありませんので、是非、公共交通機関の乗りこなし方を覚えましょう。

    主要都市(ローマ、ミラノ、ナポリ、トリノ)には、地下鉄(イタリア語で「メトロポリターナ、通称メトロ」)があります。ただし、イタリアの地下鉄は、たとえ首都ローマであっても2路線しかなく、東京のような発達した地下鉄網を想像しない方がいいでしょう。また、市民の足として活躍するのが、バスとトラムです。

    イタリアはまた、ナポリからミラノまで長距離列車も走っています。主要な都市と都市を結んでおり、数時間ほどでの移動が可能です。

    2.市民の足!バス・トラム・メトロの乗り方

    チケットの買い方

    エディーコラ、キオスク、新聞販売スタンド、イタリア
    こちらはEdicola(エディーコラ)

    イタリア語でチケットのことを、biglietto(ビリエット)と言います。
    チケットにはいくつか種類がありますが、まず1回乗車用のチケットを例に説明します。チケットはTabacchi(タバッキ、タバコ屋)というお店やEdicola(エディーコラ、新聞販売スタンド)などで買えますし、駅構内に自動券売機もあります。

    フィレンツェの場合ですが、1回券(90分有効)は1.5€になります(※時間や値段は地域によって異なります)。日本のチケットに比べると、かなりお得ですね!

    タバッキ、Tabacchi
    切符の売っているTabacchi(タバッキ)
    イタリア風景、イタリア自動券売機
    自動券売機

    チケットは券売機でも購入が可能ですが、イタリア人はエディーコラなどの窓口で購入している人がほとんです。購入しながらも、会話を楽しむ姿をよく目にします。また、券売機だとたまにお釣りが出ないこともあるので、ご注意!近くに窓口販売している場所があれば、窓口で購入することをお勧めします。

    また、このチケットは、同じ市内であればバス、メトロ、トラムと共通して使うことができるのです!これは日本にはないシステムで、非常に便利ですね。
    ですので、途中までメトロで行って、メトロが走っていない場所をバスで向かう、といったことが、制限時間内であれば、たった1枚のチケットで移動できてしまうのです。

    乗り方

    バス・トラム

    イタリア風景、イタリア公共交通機関、バス車内

    乗り方ですが、降りる人が済んでから乗ります(日本と一緒ですね)。
    バス(またはトラム)に乗ったら、まずはすぐに打刻機で乗車券に乗車時間を打刻してください!
    打刻機は前方にある黄色い機械です。多少混雑していても“Permesso(ペルメッソ)” や “Scusi(スクージィ)”と言いながら、人を避けて打刻機までたどり着いてください。乗車券を差し込むとジジッという音がして打刻されます。刻印した後は、きちんと日付・時刻が読めるかどうか確認すること。
    刻印はとても大事です。なぜなら、時々乗車券コントロール(不正乗車していないか職員がチェックすること)があり、不正乗車が見つかった場合は罰金(50€から110€ )を課せられてしまいます。

    ※注意事項※
    新型コロナウィルス感染防止のため乗車率がコントロールされていますので、あまりに混んでいる場合は乗れないことがあるかもしれません。また、以前はバスの扉全てが開閉されていましたが、現在は感染防止のため、車体中央の扉のみが開閉されています。
    (2020年9月時点)

    メトロ

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    地下鉄の路線図が明記されています(メトロ車内)

    メトロ(地下鉄)の場合は、日本と同様に改札にチケットを通して構内に入ります。改札を通る際に、打刻されますので、確認しておきましょう。
    地下鉄の場合は、バスやトラムと違って出入り口近辺に、路線図が描かれていることがありますので、自分のいきたい駅がどのあたりなのか、確認することができます。

    車内での注意事項

    乗り方のところでお伝えしたように、乗車券は必ず刻印、バス(またはトラム・メトロ)を降りるまで携帯してください。
    それから何と言っても大切なのはスリに注意することです!!
    残念なことにイタリアでは、スリ被害は減ることはないようです。カバンは必ず閉めて自分の前に抱えてください。ショルダーバッグを携帯する方が多いようですが、カバンを後ろにしてしまうと、スリの恰好の餌食です。間違っても、人前で財布を出すといったことは、しないようにしてください。

    またバスなど、荒い運転に遭遇することもありますから、棒などにしっかり捕まっていてください。イタリアは地方によっては、道が整備されていないところもあり、アスファルトの道であってもかなり凸凹が多くバスでも相当揺れることがあります。

    降り方

    バス・トラム

    バス・トラムの降り方ですが、日本と同様、自分の降りたい停留所のところで、降車ボタンを押して目的地が来たら降ります。
    以前はなかったのですが、今は「次の停留所は●●」という車内アナウンスがあり、天井には「次止まります」の文字が点滅します。降りたいところで降車ボタンを押してください。
    イタリア人はせっかちだからか、運転手さんがさっさと扉を閉めてしまうことが結構あるせいか、停留所に着く前から出口へ向かう人が多いです。出口付近にいると、よく「Scende?(降りますか?」」と聞かれることがあります。すぐ降りない場合は、車内の中に入っていた方が無難かもしれません。降りないのに出口付近にいると、「邪魔!」という表情をされることもあるのです…。

    イタリア風景、イタリア公共交通機関、バスの降車ボタン、バス車内
    バスの降車ボタン

    メトロ

    メトロの降り方ですが、自分の目的地の駅にきたら降りてください。
    メトロも、車内アナウンスで「次の駅は〇〇」と放送してくれます。ちなみにメトロの場合は、イタリア語の後に英語の放送が流れることも。
    駅を降りて改札を出る時ですが、ここが日本と違います。
    日本は、改札に切符を通して出ていきますよね。一方イタリアは、切符を通す必要はありません。入り口と出口が別々になっていて、出口は回転バー式で、バーを押して外に出るようになっているのです。「切符を通す場所は?」と切符のことは考えなくて大丈夫です。

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    メトロの出口改札

    乗り換え

    イタリア風景、イタリア公共交通機関、トラム、バス

    乗車券は刻印時刻から90分間(※地域によります)有効なので、その間は、バス・トラム・メトロの全てが乗り放題ということになります。

    例えばフィレンツェで、中央駅からミケランジェロ広場までバスに乗り、記念撮影をしても刻印からまだ90分経っていなければ同じ乗車券で広場からバスに乗って歴史地区まで戻ってくることができます。とてもお得ですね。
    ただ、目的地へ向かうバス停を見つけるのに、ひとつだけ注意することがあります。それはどちら行きか、ということです。
    イタリアは、一方通行の道路が多いこともあり、同じバス番号のA方面行き、B方面行きが必ずしも真向かいにあるわけではありませんし、例えばフィレンツェで「サンマルコ広場で14番に乗ってね」と言われても、A方面行きとB方面行きの乗り場は違います!注意してください。

    また、メトロ ⇆ バス ⇆ トラムは乗り放題、と書きましたが、一度打刻した切符では、メトロは乗車できませんので、注意してください。
    メトロに乗る場合は、打刻していない切符でしか乗れません、ので気をつけましょう。ただしメトロからバスまたはトラムに乗る、といったことは可能です。制限時間を目一杯有効に使って、効率的に移動しましょう。

    より便利に使うには?

    イタリア風景、イタリア公共交通機関、メトロ

    定期券

    定期券にはいくつか種類がありますが、例えばフィレンツェで留学していたとするなら、1ヶ月定期(Abbonamento)が35ユーロで、使いやすいでしょう(金額はその地域によります)。
    定期を購入したら、氏名と何月かを記入して、一番最初に乗るときに刻印します。
    注意事項は、この定期は使用開始日にかかわらず有効期限は月末になる、ということです。例えば、1月と記入したら1月末が有効期限、ということです。使用開始日が、1月1日だろうが、1月20日だろうが有効期限は1月31日になるので、購入するタイミングは注意が必要です。

    回数券(プリペイド式カード)

    フィレンツェでは、Carta Agileという10回回数券を使うこともできます。1枚10回乗車分で14ユーロ。若干お得です。これは1回券とは違い打刻機に触れさせて乗車時刻を認識させます。

    回数券、イタリア切符

    コンタクトレス決済カードでの乗車券購入

    2019年からフィレンツェ では、Atafで使用できるコンタクトレス決済カードであれば、乗車後に運転席の近くにある機械にカードをタッチすることで乗車券を購入することができるようになりました。

    アプリ

    路線検索をはじめ、リアルタイム時刻表、そして乗車券購入の機能などがついています。
    フィレンツェは朝昼晩の渋滞時間帯にはバスの遅延も多いですし、なかなか来ないな…と不安になることもありますから、このアプリを持っていると便利です!
    App StoreやGoogleプレイからダウンロードして、自分のスマートフォンにインストールしておくことをお勧めします。

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    atafのアプリ使用画面

    3.長距離移動には鉄道の旅で!

    長距離の鉄道の旅!

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    赤い車体が美しいフレッチャロッサ

    長距離移動する際の、最もポピュラーな移動手段は、やはり鉄道です。
    イタリアには、Trenitalia(トレニタリア)とitalo(イタロ)の2つの鉄道会社があります。トレニタリアは、旧国鉄です。日本で言うとJRのようなイメージですね。一方イタロは私鉄になります。
    便数は、旧国鉄だけあって、フレッチャロッサの方が多いです。

    乗り方ですが、事前予約が可能です。トレニタリア、イタロ共にネットから予約することができます。予約は早ければ早いほど、割引率は高いので、旅行の予定が決まったら直ぐに予約するようにしましょう。

    トレニタリア公式サイト:https://www.trenitalia.com
    イタロ公式サイト:https://www.italotreno.it/en

    もちろん、当日、自動券売機で購入するやり方も可能です。その際は、日本の特急券を購入するように、目的地、時刻、乗車人数、席の種類などを選択して購入します。

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    こちらは、トレニタリアのフレッチャロッサという高速列車の車内です。
    車窓からイタリアの景色を堪能してください!

    トレニタリアが運営するイタリアの列車の種類:

    -フレッチャロッサ Frecciarossa
    トレニタリアが誇る高速列車。「赤い矢」という意味。イタリアの看板列車とも言われる。赤い車体が美しい。

    -フレッチャルジェント Frecciargento
    「銀の矢」という意味の高速列車。

    -フレッチャビアンカ Frecciabianca
    通常線を走る高速列車

    -インターシティ InterCity
    イタリア国内の都市間を結ぶ特急列車。

    -レジョナーレ Regionale
    中距離運行の快速列車


    まとめ


    イタリア風景、イタリア公共交通機関、トリノ 駅、torino,stazione
    美しいトリノ駅

    外国での交通機関の使い方は、最初は勝手がわからず戸惑うことも多いかもしれません。しかし、乗り慣れてしまえば様々な場所に行くことができ、とっても便利です!

    そして、街の乗り物に慣れてきたら、次はぜひ長距離移動にも挑戦してみてください。

    車窓から見えるイタリアの景色は、あなたの心に深く刻まれるでしょう。

    イタリア留学生活が、実り多きものになること、間違いありません。

    それでは、みなさま

    Buon Viaggio!

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