イタリア留学情報・東京オフィスでは、7,200人以上の留学をお手伝いしてきました。経験豊富なスタッフが、コースの選択・留学の準備からビザ申請まで、イタリアで叶えたいあなたの夢を丁寧にサポートします。
無料留学説明会
東京オフィスではオンライン留学相談を開催しています!ほかの説明会スケジュールもご確認ください!
※完全予約制となっております
開催日 | 会場 |
---|---|
随時開催(予約) | 東京オフィス |
海外ニュースでアカデミアリアチが紹介されました!
[イタリア情報]
イタリア留学 滞在許可証の取得
イタリア留学で、3ヶ月以上イタリアに滞在する場合に、かならず必要になってくるのが、
滞在許可証という、証明書です。
滞在許可証とは、一体何なのか?どうやって取得するのか、本ページで詳しくご紹介します。
(※2020年9月時点)
1.滞在許可証とは?
滞在許可証は、イタリア語でPermesso di Soggiorno(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)といいます。
外国人である我々日本人が、留学などの目的で、3ヶ月以上イタリアに滞在するために、取得が必要なIDカードです。このカードは、イタリア国家が許可し、発行されるものになりますので、日本で申請はできません。
イタリアに入国後8日以内に、ご自身で申請手続きを行わなければなりません。
うっかり8日過ぎていた…では済まされません。場合によっては、不法滞在になる可能性もありますので、イタリアに着いたら、すぐ申請するようにしましょう。
8日という期間はあっという間です。余裕を持って手続きができるように、渡航の日程を組みましょう。
また、滞在許可証の期限は1年で、1年ごとに更新を行わなければなりません。2年目の滞在許可証の更新をする場合は1年目の滞在許可証のオリジナルが発行されていることが条件となります。
2.ビザとの違い
よくみなさんが混乱するビザと滞在許可証ですが、ビザは日本を出発してイタリアに3ヶ月以上滞在するために、イタリア大使館もしくは領事館から、長期滞在に対する申請に対し発行された許可証です。
そのビザをもとに、イタリアの警察(移民局)がイタリアに長期滞在する許可を出したものが「滞在許可証」です。
ですので、滞在許可証を更新する際によく「ビザの更新はしなくて良いですか?」という質問を受けますが、すでにイタリアに長期滞在(1年)した後は、海外からイタリアに入国するための許可証である「ビザ」の取得は必要がありません。
したがって、滞在許可証の更新だけすれば良いのです。
3.申請に必要な書類一覧
書類の準備は、日本で用意してから渡航しましょう。
※現地でしか準備できないものもあります。
■パスポート
■パスポートの写真ページのコピー
■パスポートのビザページのコピー
■シェンゲン領域内入国スタンプ(入国審査時に押してもうらのを忘れずに)のページのコピー
パスポートは、何かあったら心配、という方は、全ページコピーしておいた方が良いでしょう。
■海外傷害保険証券(英文部分)オリジナルおよび表裏のコピー
■留学先学校の入学許可証の原本およびコピー
ビザ交付時に返却された「大使館の捺印がある」書類が必要です。
■証明写真(背景が白)
■滞在許可申請用紙
現地の郵便局で、ご自身で手配してください。
また、上記書類に加えて、以下のものが窓口に申請書を提出する際に必要です。
・収入印紙(Marca da Bollo) 16ユーロ分(タバッキで購入が可能です)
・申請手数料、振込手数料等 あわせて約100ユーロ
この金額は将来変動する可能性もありますので、随時最新情報をご確認ください。
4.滞在許可証の取得方法
それでは、いよいよ滞在許可証の取得方法について、ご案内します。
① 郵便局で申し込みキットをもらう
郵便局のSportello Amicoという窓口で、申し込み用の資料一式(通称kit:キット)が欲しい旨を伝え、もらいます。Amicoの窓口がない郵便局もありますので、その際は、Servizi al cittadinoの番号札を取り、順番がきたら窓口にキットが欲しい旨を伝えましょう。
“Vorrei un kit del permesso di soggiorno”(ヴォレイ・ウン・キット・デル・ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)と言えば大丈夫です。
時期や郵便局の規模、立地(外国人が多い地区など)などで、キットが不足している場合もありますので、なかった場合は、別の郵便局で探しましょう。
② 申請用紙を記入
Kitに含まれるModulo1と振込用紙を黒ボールペンで記入します。
③キットを郵便局に提出
記入済み申請用紙と事前に用意しておいた書類のコピー(ここで必要なのはコピーのみ。原本はキットに入れないように)を封筒に入れ、印紙、証明写真、振込用紙とともに郵便局のSportello Amicoに提出します。パスポートを必ず持参してください。(写真は窓口によって必要ないと言われる場合があります)
この時に、申請手数料と振込手数料を支払います。
④移民局とのアポイントをもらう
無事支払いを終えたら、窓口で移民局(警察の管轄)とのアポイントの日付が書かれた書類と振込用紙控えを渡されます。大切な書類になりますので十分注意して保管してください。
しかし、申し込みが多すぎる時期は学校宛もしくは滞在先のアパートに書留でアポイントの通知が届きます。それでも届かない場合は、調べることができるサイトがあるので学校に相談しましょう。
⑤移民局(警察)での手続き
移民局とのアポイントには提出した書類のオリジナル、パスポート、郵便局でもらった控え、アポイントが確認できる書類、そして証明写真4枚を忘れずに持参してください。アポイントが確認できる書類を忘れた場合、入り口で警察官に追い返される、なんてことも起こりかねません。
必要な書類は何だったのか、家を出る前に確認しておきましょう。
アポイントの時刻に関わらず移民局にはなるべく早く行って列に並び、番号札をもらって自分の番を待ちましょう。手続きは、オリジナル書類の提出と指紋採取になります。もしも提出書類に不備がある場合などは改めて提出する書類や日時が指示されます。
*アポイントに行かなかった場合、再度アポイントを取るのは非常に複雑になりますので必ず行くようにしてください。
⑥滞在許可証を受け取る
無事手続きを終えたら、あとは受け取りを待つだけです。
自分で頻繁にイタリアの警察(移民局)のサイトで、受け取り呼び出しの日を確認しましょう。
下記のイタリアの移民局のサイトで確認ができます。
https://questure.poliziadistato.it/stranieri/
【調べ方】
空欄に、Codice Assicurataの数字を入力して確認します。
“Il document di soggiorno pronto per la consegna”
(滞在許可証をお渡しする準備ができました)
と表示されましたら、受け取りに行って大丈夫です。
申請書にイタリアで購入した携帯番号を記入した場合はショートメッセージで滞在許可証が出来上がった旨の連絡を受け取ることが可能ですが、いずれにせよご自身で専用サイトをチェックすることをお勧めします。
5.滞在許可証を取得する上で気をつけること
ここまでが、滞在許可証の取得法です。
さらに、気をつけておきたい点がいくつかあるので、ご紹介します。
■不備があった場合
移民局での手続きの際、不備があり、局員に書類の再提出を言われていてもその意味がわからず手続きがきちんと進んでいない人が多くいます。
また、更新する時期になっているにも関わらず、気がつかず手遅れになることがありますので、手続きのたびに学校に確認してもらうことをお勧めします。
■滞在許可証が発行されるまで
滞在許可証は、移民局での手続きを終えてから、約1〜2ヶ月ほどで発行されます。
しかし、実際のところ、申請から何ヶ月も経つのに発行されない…なんてこともよくあります。そこはイタリア、日本のように手続きはスムーズに進みません。
そのような場合、滞在許可証が発行されるまでは、申請の受領確認書が滞在許可証の代わりとなりますので、紛失しないようにお気をつけください。
6.さいごに
このように滞在許可証の取得方法は、かなりステップが多いです。
しかも、手続き方法が変更になることもしばしばです。
しかし、取得しなければ先に述べたように、不法滞在とみなされることもありますので、忍耐強く頑張って取得しましょう。
そして、しっかりイタリア語を勉強して、警察官、窓口の担当官がいうことがわかるようになることが大切です。
ただし、不明点や不安なことがあれば、遠慮せず学校に確認してもらいましょう。避けるべきは、期限が過ぎて手遅れになってしまうことです。
手間のかかる手続きですが、これもイタリア留学を成功させる鍵の一つです。
何かあれば、一人で抱え込まず、周囲に相談しましょう!
もっと詳しく知りたい方は、お問い合わせボタン、または資料請求ボタンから!
資料請求はこちらイタリア留学に興味のある方、まずは資料をご覧ください!
お問い合わせはこちらカウンセラーはイタリア留学経験者!なんでもお気軽にご相談ください!